動態で現存する唯一の国産森林鉄道用SL(遠軽町丸瀬布)

 現在遠軽町丸瀬布の”いこいの森”で走っているSL”雨宮号”は大正時代に活躍したSLの国産唯一の生き残りです。
 当初はアメリカ製やドイツ製など、17台のSLが配置されましたが、昭和3年に東京の雨宮製作所製の国産SL3台が登場、運行能率は外国製をしのぐ性能を発揮しました。
 この3台は昭和32年、ジーゼル車への切り替えで廃車されることになりましたが、うち1台が昭和51年丸瀬布町の要望で払い下げられました。同町はこの”雨宮号”を森林公園「いこいの森」に動態保存、昭和58年には約2kmの軌道を敷いて、毎年夏の間走らせています。
 国内には長野県に1台、群馬県に1台のアメリカ製の森林鉄道用のSLが保存されていますが、いずれも静態保存。元気に走り、しかも国産というのはこの丸瀬布の”雨宮号”だけです。