DMV 釧網線で試験的営業運行

 JR北海道は、線路と道路の双方を走れる新型車両デュアル・モード・ビークル(DMV)の試験的営業運行を昨年に引き続き、4月から釧網線(釧路ー網走線)の浜小清水駅(小清水町)−藻琴駅(網走市)間で実施します。
 観光客を対象に土曜、日曜日と祝日に、藻琴湖と涛沸湖の周囲を循環。線路で11`、道路で25`の計36`区間を走行する計画で、同区間の運行を続けながら安全性を確認し、過疎地のローカル線への本格導入を目指すことになります。
 同区間を再び選んだ理由を「同じ条件で運行データを収集する必要性、昨年の乗車率が94.1%と高かった」などをあげています。
  線路は時速45〜50`、道路では法定速度内で運行し、一循環は約1時間10分。
 予定エリアは、網走から世界自然遺産知床に向かう途中に位置し、人気の小清水原生花園やラムサール登録湿地涛沸湖を回るコースということもあり、再び観光面で大きな期待が寄せられます。
(DMVコース先取りレポートはこちらからどうぞ)

 
デュアル・モード・ビークル
 JR北海道が地方交通線の活性化策として開発。
  マイクロバスを改造、世界で初めて10〜15秒でモードチェンジを可能にし、線路と道路の双方を走行できるようにした新型車両。
 1両の製造費は1500〜2000 万円で、従来の鉄道車両の10分の1から7分の1と安く、燃料費や維持費も削減できることから、赤字路線を抱える全国の自治体が注目している。17人乗りと送客人数は少ないが、2両連結も可能。
 車体のユニークさもあり観光面での期待が高まる。
 
小清水原生花園と涛沸湖
小清水原生花園:ワッカ原生花園(北見市常呂)とともに網走国定公園の代表的な自然の花園で人気の観光スポット。北海道遺産にも指定されている。
涛沸(トーフツ)湖:昨年11月、ラムサール条約登録湿地に正式登録された。小清水原生花園に隣接し、水鳥など野鳥の楽園。冬は白鳥の飛来地として知られる人気スポット。
藻琴(モコト)湖 :焼いて食べられるほど大きな寒シジミや味の濃さが特徴のモコト牡蠣の産地で知られる小さな湖。