「オホーツクの森」に新名所
 「オホーツクの森」は北見市と網走市にまたがる面積約4,000haの天然林を利用した広大な自然公園。豊かな森林と眺望で知られており、森林浴には最適。 また、標高386メートルの展望台からは、知床連山や斜里岳、網走湖などを一望することができるのも魅力。今回、この「オホーツクの森」にもうひとつ新たな魅力が加わった。敷地内の中心的な広場でもある、白樺十字園の一角にある森が整備され、「古の森」(いにしえのもり)として開放されたからだ。この「古の森」の最大の特色は、北海道内の樹木の種類の9割が見られることと、ハルニレの「林木遺伝資源保存林」として保護されてきたエリアであったことから、推定樹齢250〜400年ほどの樹木が数多く自生していることだ。また、倒木から新たな植物が成長する「倒木更新」の初期の状況と200年後の姿が近い場所で確認できること、ほかにもクマの爪あとや鹿のぬた場、卯原内川の源流までも見られることが魅力。
 森の中心的な広場が白樺十字園で駐車場も兼ねている。この場所には国道39号線北見市端野1区からと国道238号線網走市卯原内地区から入るコースがあり、森林道路端野−卯原内間23.1kmのほぼ中間地点に位置する。展望台にもここから入り口があるので、まず白樺十字園を目印に行くのがよい。(「オホーツクの森」マップ)
端野側からの道
卯原内からの道
卯原内ダムからの道
エリアマップ看板
展望台へ続く道
森林遷移の説明看板
トイレ
白樺林
 「古の森」の散策道路は一部チップが敷かれ、案内標識や動植物の説明板も随所にあり、安全・快適に学習しながら散策できるのが魅力。(「古の森」マップ)
 クマの爪あとや鹿のぬた場、クマゲラ、赤ゲラが木に開けた穴など、動物の痕跡も多く、自然林ならではだ。
 森では、折れた巨木、幹に蒔きつくゴトウヅル、融合する木、空洞化する木など、生の自然林の姿が学習できる。
 森の進化を学習できるのが「倒木更新」。朽ちた倒木から新たな樹木が成長し、何百年もの歳月の結果、一直線に巨木が立ち並ぶ光景に変わる。根元が浮き上がっているのが特色。写真右はトドマツとエゾマツ2本が並ぶ「3本松」で、この森の見どころのひとつ。
 森一番の長老がこのハルニレ。推定樹齢は約380年、「古の森」の主役だ。
 不思議な木はこのイタヤカエデ。幹の途中の折れた場所からトドマツが生えてきている。「古の森」歩道は3箇所の出入り口から利用できる。30分コース、40分コース、往復の1時間コースとそれほど難儀しないので子どもでも大丈夫だ。一度白樺十字園に戻り、展望台に向かう。展望台までは十字園から1.3kmの距離。車で行けるのも魅力だ。
 展望台からは360度の眺望が楽しめるが、この展望台が網走市と北見市の境目になっていることはあまり知る人はいない。
  いずれにしてもこれほどの広大な森林を安全・快適に楽しんでもらおうと、マップやガイドブックの作成、動植物の説明、色分けされたいくつもの散策コースと誘導標識など、センターの決め細やかな配慮には頭が下がる思いだ。是非一度足を運んでみたらいかがでしょう。
連 絡 先
北海道森林管理局常呂川森林環境保全ふれあいセンター
0157-23-2960