帽子岩ケーソンドックが土木遺産に認定 (網走市)
  網走港のシンボルでもある帽子岩(渡良岩)のケーソンドックが18年度土木学会選奨の「土木遺産」に認定されました。全国25箇所のひとつで、道内では3箇所が選ばれ、オホーツク圏(網走支庁管内)では初の認定となりました。
 網走港は大正8年から修築工事が始まり、帽子岩ケーソンドックは大正12年、西防波堤と北防波堤間に完成しています。ケーソンとは、防波堤や岸壁の本体部分になるコンクリートの「函」のことでドックはそれを作る施設。構造は長さ70m、幅19.5m、深さ7.2m、開口部は16mで、ドック内でケーソンを作り完成すると海水を入れて浮かせ、開口部からえい航して設置場所まで移動させる仕組み。ドック内の容積は大型バス100台分もあり、海水の注入に約4時間、排水に6時間がかかるそうです。
 今回の認定は、そもそもケーソン製作の専用ドックは全国でも4箇所しかなく、しかも天然の岩盤をくり抜いた極めてまれな構造ということ、また完成から80年以上たった現在も現役として機能していることが評価されたようです。

土木学会選奨土木遺産の受賞制度は、 土木遺産の顕彰を通じて、歴史的土木構造物の保存に資することを目的として平成12年度に創設されている。因みに11月18日は十一月十八日とも書くことから「土木の日」とされています。
  18年度、道内では網走のほか「札幌本道赤松並木」(七飯庁・函館市) 「張碓橋」(小樽市)が選ばれています