ヒグマを知ろう

ーあなたとヒグマのためにー




北海道の豊かな自然を象徴するヒグマは、
日本に住む動物の中で、一番大きな陸上動物です。

(北海道環境生活部環境室自然環境課パンフから)
クマは人と同じ哺乳動物です。

(冬眠中に赤ちゃんを産みます)
母グマは、冬眠中に1〜3びきの赤ちゃんを産みます。それは1月のおわりごろから2月のはじめで、冬のまっさいちゅうです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、短いうぶ毛しかなく、目も耳も閉じ、立つこともできません。大きさは400グラムくらいで、両手の中にすっぽり入ってしまうくらいです。
母グマは飲まず食わずで、赤ちゃんに乳をあげ、春までにその体重を10倍にも育てます。

(子グマは1年半〜2年半、母グマと一緒に行動します)
どんなふうに冬眠してるんだろう?
ヒグマの冬眠

北海道のヒグマは冬になると活動を止め、飲まず食わずで土穴などの中で過ごします。
このときには、活動していたときに比べて体温が約4度下がり、心拍数も4分の1以下になります。
厳しい季節を代謝を下げて乗り切る仕組みがあるという意味では、ヒグマも冬眠しているといえます。
晩秋から春のはじめまで5〜6ヶ月間冬眠します。
親グマの大きさはどれくらい?
クマによってまちまちですが、オスで体長2〜2.8m、体重は150〜300キログラムです。
オスはメスの2〜3倍の重さになります。
クマの特徴を知ろう!
大きな突き出た鼻
・・・クマはにおいをかぎわけることでは、ヒトよりもずっとすぐれています。
小さな目
・・・目はむしろ近眼です。
大きな足と長いつめ
・・・足はヒトと同じで指は5本。でも長いつめを持っています。
頭の上部についている耳
・・・人間よりもずっとよく聞こえる耳を持っています。

クマのスピード
・・・時速50km(100mを7秒ちょっとで走るスピード)は出せるといわれています。
クマの寿命
・・・30才以上まで生きるものもいますが、多くはもっと若いときに死んでしまいます。ヒトよりもずっと寿命が短い。


草、イチゴやドングリなどが好き。エサのほとんど(92%)が植物です。

母グマは、子供のめんどうをよくみます。
1年半〜2年半、行動を一緒にします。

昼寝も大好きです。

アリやハチなども食べます。
そのほか、エゾシカ、魚やザリガニなども食べることがあります。
クマとの事故をなくすには・・・
北海道では、山や森に入ればそこはヒグマの領域です。

事故にあわない一番の方法はクマに出会わないことです。

山に入る前には新聞やテレビあるいは地元の人に聞くなど、クマの出没情報に気をつけましょう。
ヒグマと出会わないための注意

1、音を出しながら歩きましょう

・・・鈴などをつけたり、手をたたいたり、おしゃべりしながら歩きましょう。クマは人間が来たとわかるとさけるものです。

2、うす暗くなってからの行動はやめましょう。

3、クマの足跡、フンや食べた跡を見つけたらすぐにひきかえしましょう。

4、ゴミはすべて持ち帰りましょう。
・・・残飯、生ゴミなどはクマにとってたいへんなごちそうです。埋めても鋭い鼻ですぐにかぎつけ、一度、味をしめると、もっと欲しくて 何度でもやってきます。



それでもヒグマに出会ってしまったら・・・
遠くにクマをみつけたら・・・
落ち着いて状況を判断して下さい。クマがこちらに気づいてなければ、静かにその場を立ち去りましょう。

クマがこちらに気づいていたら・・・
クマの移動する方向を見定めながら静かに立ち去りましょう。普通にしていれば、ほとんどのクマは立ち去ります。

それでも近づいてきたら・・・
クマの目を睨み続けてください。そしてクマの動きを見ながらゆっくりと後退して下さい。この時リュックや服などの持ち物をそっと置くとクマの気を引いて時間をかせげます。

大声、走って逃げる、石投げは自殺行為です。
落ち着いて、クマを刺激しないことです。

子グマの後ろに必ず親グマあり!
子グマは生後1年半〜2年半まで、大きさにして大型犬以上になるまで、母親と一緒に行動します。見つけたら速やかに立ち去りましょう。

襲いかかられたら・・・
・北米では、首の後ろを手で覆い、地面に伏して、頭部、後頭部への致命傷を防ぐ方法を勧めています。また、クマ撃退スプレーが、ある程度有効であることも知られています。
・鉈(なた)などで応戦して助かった事例もあることから、鉈(なた)の携行を強く勧める学者もいます。