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オホーツク賛歌(森林編) |
| ー森の圏域(くに)オホーツクー |
| オホーツクの他地域にはない特色は何かといわれれば、なんといっても流氷の最南限ということだろう。地球規模でも貴重な現象だ。何故流氷が溶けないでオホーツク沿岸に流れ着くのかは、オホーツク海の持つ独特の構造と気候によるものだが、オホーツク特有のこの気候風土は、漁業のみならず農業や森林、動植物に至るまで微妙な影響を与え、オホーツクの個性を創りだしている。 知床が世界自然遺産に登録された理由もこの特有の気候風土や自然サイクルに負うところが大きい。流氷は魚を呼び寄せ、魚はアザラシ、クジラ、オジロワシの餌に、川に上る鮭やマスは森のヒグマやキツネの餌になり、食べ残った残骸が土の養分となり森を育てている。海、川、森林、高山、湿原という様々な自然環境や動植物が、それぞれ密接に影響しあっているのがオホーツクの特色であり魅力でもある。 ここではこれまであまりふれられることのなかったオホーツクの森林を紹介しよう。 オホーツク圏(網走支庁管内)の森林面積は、770千haで土地総面積の72%を占める。これは全道森林面積の14%にあたり、支庁単位では全道一を誇る。しかもその森林はどこよりも美しく、優しく、そして厳しくもある。 |
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| オホーツクの森の魅力は、知床に代表されるような原始の姿がそのまま残っていることだろう。管内森林面積の57.4%は天然林なのだ。加えて周りを阿寒、知床の2つの国立公園、天塩岳、斜里岳の2つの道立自然公園と網走国定公園に囲まれていることからわかるとおり、自然景観の美しさは折り紙つきのエリアである。数多くの湖沼、峠、滝や川のほとんどが深い森に囲まれている。加えて、四季がどこよりもはっきりしていることから、同じ森でも季節や時間帯、その日の天候によっても変化し、何百という顔を持っていることも大きな魅力だ。 近年健康ウォーキングとは別に、森をゆったりと歩く「森林ウォーク」が脚光を浴びつつあるが、森林浴、森林セラピー、植物観察、バードウォッチング、環境学習、トレッキングなど健康、教育、観光、レジャーの要素を兼ね備えているからだ。 オホーツクでは、ほとんどの地域に森の散策道路が設けられている。原始の森、花で覆われた森、商業集積地に隣接した森、北海道開拓時代そのままの森など、オホーツクはまさに「森林ウォーク」のメッカなのだ。 |
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| オホーツクの森林の総蓄積は、115.083千uで全道森林蓄積の17%を占め、北海道内の主要な木材生産地でもある。 このような背景から管内では、木工芸も盛んでオケクラフト(置戸町)のようなブランドも生まれている。また、地元の木工芸品を紹介・展示・販売する施設も多く、これらを結ぶルートは「オホーツククラフト街道」として紹介されている。 |
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主な施設⇒ |
木夢(こむ) 西興部村 | 木楽館(もくらくかん) 遠軽町 | 木芸館 遠軽町丸瀬布 | ちゃちゃワールド 遠軽町生田原 |
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果夢林(かむりん)の館 北見市留辺蘂 | オケクラフトセンター 置戸町 | オホーツク木のプラザ 北見市 | 美幌林業館 美幌町 | つべつ木材工芸館 津別町 |