黒曜石産地、日本ジオパーク認定 
遠軽の白滝遺跡群

 遠軽町が推進するジオパーク(地質遺産公園)構想が前進した。東京都内で14日に開かれた日本ジオパーク委員会の選考会で、同町の「白滝黒曜石遺跡群」が日本ジオパークに認定された。道内からはこれまで、洞爺湖有珠山が世界ジオパークに、アポイ岳(様似町)が日本ジオパークに認定されている。

 同町は昨年も認定を目指したが「考古学」的価値は評価されたものの、委員会が重要視する「地質学」的なアピール不足が指摘されて落選した。佐々木修一町長(左写真)は「昨年の落選があっただけに喜びは2倍。ガイドの育成、施設整備などを続け、全国に貴重な遺跡群の魅力をアピールしたい」と笑顔で話した。

 白滝黒曜石遺跡群は、旧石器時代のナイフや鏃(やじり)の材料として多用された黒曜石の日本有数の産地。実際に石器を作った大規模な遺跡群は「国指定史跡」になっている。町は、将来的には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界ジオパーク登録を目標としている。 (朝日新聞)