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遺産登録に向けた4つのクライテリア




 

知床が世界遺産に登録されるための4つの評価基準があります。
1つ目:世界的に見て生態系が貴重であること
知床は陸地と海がセットとなって生態系を完成している特異な自然条件にあります。知床は流氷が着岸する海として世界で1番南に位置し、流氷に含まれるプランクトンは知床の海を豊にし、海の豊かさは、海獣や鳥類をはじめ、知床に生息するあらゆる野生動物にも恩恵を与え、さらに、食べ残しが土に環えることで山の土壌が豊かになり、森や植物の生育にまで影響を与えています。知床のような狭い地域で、海の自然と陸の自然がダイナミックに連鎖していることが世界的に見て極めて貴重であり、知床特有の生態系を維持しているのです。
2つ目:生物の多様性があること
知床は希少種(レッドリストに記載された種)の数少ない生息地であり、生物の種類の多さからも世界的に貴重な場所です。代表的なものでは、シマフクロウ、オオワシ、ケイマフリ(海鳥)、トドなどが挙げられます。また、ヒグマがこれほど狭い地域に密集して生息しているのも知床だけなのです。
3つ目:美しい自然景観であること
知床は流氷をはじめ山、森、滝、湖、岩、峠、岬など、オホーツクの魅力を凝縮した地域です。
4つ目:地域の歴史を示すような地形・地質が見られること
例えばカムチャッカの火山群やガラパゴス諸島といった独自の進化の過程を見られるものなどがそれに当ります。

以上4つの全てを兼ね備えている必要はありませんが、少なくとも1つ以上ないと世界遺産とは認定が難しいのです。知床は前の2つが特に高い評価を受け登録が決まりました。

 

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