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知床の自然の特色

知床はオホーツク海に突き出した細長い半島。長さは70km、最大幅25km。半島部の中央には、最高峰の羅臼岳(標高1661m)をはじめ、活火山の知床硫黄山(1563m)など1500m級の山並みが連なっています。知床は比較的高緯度に位置することから低い標高でも珍しい高山植物を目にすることができます。特筆すべきは山頂に向かってミズナラなどの広葉樹林、トドマツなどの針葉樹林、そして、その上にハイマツ低木林・・・・といったように、植物の垂直分布が標高1600mあまりの中に凝縮していることです。それはまさに3000m級の山をぎゅっと縮めたようなもので、学術的にも世界の注目を集めています。尚且つ、その凝縮された自然の中には数多くの野生動物たちが生息しており、さらに「価値のある場所」として評価されています。ヒグマ、エゾシカなどの大型哺乳類。さらには国際的にも希少種であるシマフクロウやオオワシなどの猛禽類。さらに海に目を向けるとトドやアザラシなどの海獣までをも見ることができるのです。知床の自然の特色はそれらが独立して存在するわけではなく、海から山に至る自然の生態系の上に成り立っていることです。流氷はプランクトンとともに海岸に押し寄せ、オホーツクの海を豊かにし、動物は海の恵みを餌にし、食べ残しは土に環り森を豊かにするというダイナミックな連鎖により知床独特の生態系を奇跡的に守っていることにあります。まさしく知床は地球規模での「奇跡の地」なのです。

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