オホーツク料理へのチャレンジ 「オホーツクシチュー」
 オホーツクは知る人ぞ知る食材の宝庫です。農産物では、ジャガイモ、ナガイモ、カボチャ、玉ネギ、アスパラ、ごぼう、小麦、甜菜、白花豆…。海産物では、カニ、ホタテ、牡蠣、シジミ、鮭、鱒、ホッケ、キンキ、ホッカイシマエビ…。これらはほんの一部ですが、ほとんどの農漁業生産物がわが国で1位を誇る北海道の中でも、オホーツクは量、種類、質ともに他地域にない優位性を持っています。他に、酪農も盛んで良質な牛乳やチーズなどの乳製品、牛肉なども専門家の間で高い評価を受けています。
 しかし、これほどの食材に恵まれながら、オホーツク料理は?と訊かれるとトーンダウンしてしまいます。
 オホーツクシチューは、これら地域の優れた食材を活かし、オホーツク流の食べ方を発信していこうというチャレンジでもあります。シチューといえば日本ではビーフシチューやクリームシチューのイメージが強すぎるのですが、“シチュー(Stew)”とは“煮込む”という意味で、肉や魚介類を野菜とともにじっくり煮込んだ料理のことです。その意味ではラーメンの進化同様、塩味、味噌味、しょうゆ味など様々なバリエーションのシチューがあってもいいと思っています。

 この取り組みの成功の鍵は、日本の伝統的な料理“鍋”とはひと味違う、新しいオホーツクの味、食べ方が作り出せるかどうかです。 新しい食文化作りはトップダウンでは難しく、地域に住む人が身近な食材をどうすればもっと美味しく食べられるのかに関心を持ち、試行錯誤を積み重ねることが必要です。今回、管内の主なホテル・レストランのご協力を得て「オホーツクシチューフェア」を冬期間実施することとなりました。できるところから始めようというチャレンジは始まったばかりです。今後、オホーツクの“シチュー”がオホーツク料理として定着・普及するかどうかは一人一人の関心の持ち方にもかかっています。その意味で多くの方のご理解・ご協力・ご参加をお願いしています。
 オホーツクの優れた食材をシチューで食べてみませんか?