常呂(ところ)遺跡の森
 常呂遺跡は、オホーツク海岸に沿って、常呂川河口からサロマ湖東部に至る、湖岸砂丘上に営まれた約1800年前(本土 では弥生時代末期)の集落跡に対して付けられた総称です。 現在、「常呂遺跡」という表示のある遺跡は近辺に数カ所ありますが、常呂町(現在は北見市常呂町)が「栄浦(さかえうら)」に整備した、「ところ遺跡の森・ところ遺跡の館」が、見学するには一番充実して います。
  この遺跡では、昭和32年の発掘調査以来、すでに2500軒にも及ぶ膨大な竪穴式住居跡が確認されており、現在も常呂川水系を中心に調査が続行しています。
  これらの竪穴式住居には、擦文(さつもん)文化やオホーツク文化に属するものもあり、これらの文化相互の関係を解明する上でも貴重な遺跡とされています。
 「ところ遺跡の森」は、カシワ、ナラを中心にした落葉広葉樹の森林で、森の中には擦文文化(約1000年前)、続縄文文化(約1800年前)縄文文化(約4000年前)の竪穴式住居跡が138軒あり、擦文4棟、続縄文1棟、縄文1棟の復元住居があります。 各文化により、住居の立地や形、内部構造が変化しているのを実見できます。
 森林内には関連施設が設置され、しっかりとオホーツク文化を学ぶことが出来ます。メイン施設の「遺跡の館」は、縄文時代の円形竪穴住居をモチーフにした外観で、館内は視覚的に古代のロマンを体感できる構成になっています。
  付近には東京大学常呂研究所があり、この遺跡からの出土物は、展示室で誰でも無料で見ることができます。また、常呂町の埋蔵文化センターも森の中にありますが、勿論ここも無料で見学できます。
 隣接する森には「気になる木」という看板があって、不思議な形をした木がいっぱい。どうしてこんな形に・・・。気になります。