山彦の滝・鹿鳴の滝(遠軽町丸瀬布)
 9月27日、網走支庁の「オホーツクの森と木を巡るメニューづくり」事業・モデルルート検証ツアーに委員の一人として参加しました。今回訪れたこの森は当オホーツク圏観光連盟がすすめる森林ウォークの推奨コースとしても紹介していますが、見どころの「山彦の滝」と「鹿鳴の滝」のほかにも、大岩を抱き込んだ巨木など自然のオブジェも随所に見られ、魅力溢れるコースです。散策道の勾配もそれほど急ではなく、距離もそれほど長くないので、所々に張り出した木の根や苔むした岩に注意をすれば、子どもでも高齢者でも十分楽しめる森です。それでは早速紹介しましょう。

(山彦の滝)

 この森は、丸瀬布市街から上武利方面に向かう約16kmのところにあります。入り口周辺には駐車場、トイレ、東屋が整備されています。 駐車場から200mの山道を上ると、高さ28mから流れ落ちる「山彦の滝」が姿を現します。裏側に回っても見られることから別名「裏見の滝」とも呼ばれます。真東向きでご利益が深いことから成田不動尊が祀られ、毎年7月28日には山彦の滝まつり(例祭)が行われます。冬期間は、滝の駐車場の2km手前に車両通行止めのゲートがかかりますが、車を降りてそこから、スノーシュー(カンジキ)に履き換えて歩いて行くことも出来ます。厳冬期には、滝が1本の柱となって氷結し、自然の造形に心を奪われます。
(駐車場からの入り口)

(トイレ)

(東屋)

(散策道の入り口)

(原始の森が魅力的)
まもなく山彦の滝に到着。滝の裏側から見る光景も格別。
森の中は自然が創り上げたアート作品がいっぱい。
山彦の滝からさらに200mほど奥に進むと「鳴の滝」が現れる。

 「鹿鳴の滝」は、周辺に鹿が多く生息し、水を飲みに来ることから名付けられました。滝すそには熊のねぐらとおぼしき穴もあり、原始の森の醍醐味は満点です。
 滝の周りの岩は苔に覆われ、まるで自然の日本庭園のようです。
 上流から根こそぎ倒れた木が流れてきたようです。滝の途中で引っかかっていて美観的には残念ですが、これも自然そのままというところでしょうか。
 これほど魅力的な森でありながら、これまであまり知られていなかったのがとても残念です。多くの人に楽しんでもらうために、今後、この森のネーミングや森の見どころを紹介するミニマップ作成など、是非とも検討していただきたいものです。